和箪笥の風景


洋服の収納に困っている方の家にお伺いすると、

必ずといって良いほど、

洋服ダンス以外に、通販やホームセンターで買い求めた、

『どこにでも移動できるキャスター付きハンガーパイプ』に、

お目に掛かります。


このキャスター付きパイプハンガーは、

お店にあるときや、テレビの通販番組のときには、

洋服がほとんど掛けてないので軽々と動き、どこにでも移動できるのですが、

普通の家庭では、『これでもか!!』と強調するような洋服が掛かり、

重さに耐えられずパイプはしなり、今にも折れそうですし、

軽々と動いていたキャスターは、畳にめり込み一歩も動く気配さえ見えない。


このような洋服の収納アイテムとして、次に多く目にするのが、

洋服が『回転して、後ろの洋服も簡単に取り出せるハンガーパイプ』もあるのですが、

これも同じで、洋服の重さに耐えきれず回転することが出来ずに、

手前のほうは普段使う洋服で、

後ろの方は数年は袖が通していない洋服の定位置となってしまうようです。


どちらも、
本来の性能が発揮できずに、

ただそこに洋服が並ぶだけの機能しか発揮できておりません。


すこし以前は、和箪笥、整理ダンス、洋服ダンスだけで事足りていたのですが、

生活スタイルは、ここ数年で大きく変わり、

ハンガーに掛けるタイプの洋服ばかり増えてしまい、

和箪笥は、場所を占領するだけのものでしかないようですし、

『どこにでも移動できるキャスター付きハンガーパイプ』

『回転して、後ろの洋服も簡単に取り出せるハンガーパイプ』は、

多くは和箪笥の前にあります。)


和箪笥の上には、

鞄やバッグや、(ときには、バッグの空箱だけのときもあり。)

結婚式で使った記念の特大のロウソが、

結婚以来一度も日の目を見ないまま乗せられて、

なんだかとても可愛そうな和箪笥です。


和箪笥のあり方を考えて、工夫をすれば、

洋服の収納が増えて、

ハンガーパイプ達にも、引退願えると思うのですが、、、。

ただし、着る予定のない洋服、サイズが合わない洋服達には、

引退していただけないと、いつまでも、同じ事の繰り返しですけれど、、、。

(そろそろロウソクにもね。)